FIRE - TONU NAISSOO TRIO
FIRE - TONU NAISSOO TRIO
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FIRE
トヌー・ナイソー・トリオ
Release Date : 12/21/2012
Product Number : AS128
Recording : 2012
Format : CD
FEATURED ARTISTS
Tõnu Naissoo : piano
Taavo Remmel : bass
Ahto Abner : drums
TRACKLIST
トヌー・ナイソー・トリオ
Release Date : 12/21/2012
Product Number : AS128
Recording : 2012
Format : CD
新しき「スタンダード」に酔え!新鮮にして絶妙なる選曲がもたらすピアノ・ジャズの快感。トヌー・ナイソーのセンスをご堪能あれ!
いきなりチャカ・カーン(いや、デヴィッド・フォスターと言うべきか?)ですよ。なんちゅう選曲!タイトルのFIREは、このオープナーとドアーズのサイケ・クラシックTr.3から来ているそうな。
それにしても毎回楽しませてくれます。60年代以降のポップ・チューンはトヌーにとって文字通りの「スタンダード」なのだ。それは我々の感覚とぴったり重なるところでもあり、それゆえ聴いていてかくも心地良いのだろうか?収録された9曲中、自身も含めてジャズマンのオリジナルは4曲。それも勿論良いのだけれど、残る5曲にこそトヌーらしさが炸裂している。文句なく楽しい。ミュージカルHAIRの劇中曲、と言うより、ファンク・チューンとして有名なTr.4、ジャネット・ジャクソン(!!)のTr.7、そして、我が坂本龍一の極めつけであるTr.9。選ばれたどの曲も美しく魅力的なメロディを持ち、それをまたなんとも鮮やかにCookしてみせてくれる。いつも思うことだけれども、トヌー・ナイソー、センスが抜群。Tr.3は、有名なイントロを「後出し」にして、ヴォーカル部分の頭から入って来るし、Tr.4では本家のガルト・マクダーモット以上にベースを効かせて黒っぽさを押し出す(ゴキゲンです)。Tr.9では、つぶやくような導入部から静けさに満ちた世界が広がり、聴く者を打たずにはおかない。
これだけヴァラエティに富みながら、ちゃんと統一感もある。離れ業めいた内容ではあるまいか?もうひとつ。録音が良い。特にベースだ。「頑張ればこんな音が録れるんだ……」と思ったりする。ここまで読んでこれを入手しないアナタ、どうかしてますよ。
FEATURED ARTISTS
Tõnu Naissoo : piano
Taavo Remmel : bass
Ahto Abner : drums
TRACKLIST