澤野工房 | ABOUT SAWANO
ここは大阪、新世界。私共は通天閣のお膝元のこの地から、数多くのジャズ作品を世に送り出している小さなジャズ・レーベルです。「自分が聴きたい作品をリリースする」という言葉をモットーに、ヨーロッパを始めアメリカ、日本のモダン・ジャズの中から優れた音源のみを厳選し、皆様にお届けするべく日々奔走しています。
入手困難となった幻の名盤と言われている作品は可能な限りオリジナルに近い形で復刻。そして世界各国で活躍している無名のジャズアーティスト達に目を注ぎ、新たな作品の制作を行っております。レアであるというだけで埋もれてしまうには惜しまれる数々の演奏……それらに光をあて新たな命を吹き込む試みです。
私共が心掛ける事は、ミュージシャンや作り手の息遣いが感じられる「作品づくり」です。その中でも、目の前で演奏が繰り広げられているかのようなダイナミックな臨場感、発売当時のジャケットの質感や手触りまでを忠実に再現した「アナログレコード」の復刻作品は、大手のレコード会社には実現不可能なきめ細かいこだわりが凝縮した私共の自信作です。
また、CDを聴くだけでは味わえない生演奏の素晴らしさと感動に触れて頂くため、ミュージシャンとファンが直接触れ合い、お互いの想いを直に伝え合うコミュニケーションの場として毎年コンサートを開催し、恒例行事として定着しております。
「聴いて心地よかったらええやんか」私共の原点でもあるこの言葉を忘れる事無く、「音楽を愛する」という聴き手側の姿勢、「良い作品をお届けする」という伝える側の責任を胸に、これからも良質な音楽を発信し続けてゆきます。
人生の潤いとして、毎日のささやかな喜びとして……私どもが自信を持ってお届けするジャズ・コレクションを、心ゆくまでお楽しみ下さい。
澤野工房 澤野由明
About Atelier Sawano
From the back room of their small family owned shoe shop in the heart of Osaka's Shinsekai district the Sawano brothers, Yoshiaki and Minoru, share their passion for Jazz music. After decades of collecting vinyl LPs the founding of a record label seemed like a natural progression, and so, in 1998 the Atelier Sawano label was born. Keeping in the tradition of the Japanese artisan, where handcraftsmanship and attention to detail are ones greatest concern, the Altelier Sawano label prides itself on quality.
Atelier Sawano seeks to preserve the sanctity of the 'music album' as a physical object. Whether the album is released on CD, or as part of the analog LP series, the artwork, packaging, feel, and track running order are all given careful consideration.
Producing new recordings by talented but often little known musicians and selecting vintage albums for reissue the Atelier Sawano catalog is varied and it grows as each month passes; united by the motto "to only release music oneself would like to listen to."
Label Owner Yoshiaki Sawano
澤野由明
1950年、大阪浪速区新世界の老舗履物屋の四代目長男として生まれる。山梨大学発酵生産学科卒。学生時代からのオーディオ好きが高じて、国内で買うレコードが無くなるほどのジャズコレクターとなる。1980年、次男稔のフランス移住を機に、レコードの輸出をメインとした澤野商会を設立する。その後、復刻版をメインとしたレコード制作及び輸入販売をスタートさせる。1998年、フランス「SKETCH」レーベルとの共同作業でCDの制作販売を始め、1999年、ASシリーズがスタートし、澤野工房ブランドが確立される。ヨーロッパを中心に、入手困難な廃番の復活や、有名無名に関わらず「聴いて心地よかったらええやんか」をモットーに自ら発掘したアーティストたちにスポットを当て、良質な音を発信し続けている。