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Atelier Sawano

EASY TO LOVE - VLADIMIR SHAFRANOV TRIO

EASY TO LOVE - VLADIMIR SHAFRANOV TRIO

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EASY TO LOVE
ウラジミール・シャフラノフ・トリオ


Release Date : 10/26/2007
Product Number : AS070
Recording : 2006
Format : CD

ジャズ・エンターテイナー=シャフラノフ!体の隅々まで駆け巡る、歓喜のリズム。万人を魅了する至極のGroove、ここに誕生。ジャズの様々な表情を自由自在に引き出して魅せてくれるます。

私が初めてシャフラノフ作品と出会ったのは、今から8年近くの前のことだ。折しも、ジャズを本格的に聴き始めたばかりの頃である。お店で試聴したアルバム"White Nights"をいたく気に入り、ひたすら聴き込んだ。そして、シャフラノフ・トリオ来日公演の情報を得ると、コンサート会場にも足を運んだものだ。シャフラノフの演奏は、ほどよく肩の力が抜けた感じが心地よく、当時の私を夢中にさせた。

あれから月日が経ち、私も多岐にわたるジャズ作品の洗礼を受けた。昔より耳が肥えたような気になって、「聴きやすいジャズを好むなんて、ジャズの何たるかをわかっていないね」なんて粋がってみたくもなる。それでも、シャフラノフのトリオ作品を耳にすると、相変わらず惹かれてしまう自分が、ここにいた。

演奏は繊細なのだが、どっしりと存在感を主張している。したがって、耳を走り抜けるような疾走感をかもしながらも、演奏の軸が身体の中にとどまって、細胞レベルにまでじんわりと浸透していく。澤野工房が手掛けるアーティストの中でも抜群の人気を誇るシャフラノフを敢えて避けることで「ジャズ通」を気取ろうとしても、シャフラノフの作品を聴くと自然と身体がリズムを刻みはじめてしまう。自分が大好きな演奏なのだという事実を認めざるを得ない。そんな演奏が、シャフラノフ、そしてこのアルバム"easy to love"の魅力なのではないか。この魅力の虜になるのは、私だけではあるまい。聴けば、わかる。万人に愛されるジャズは、やはり、こうでないと。

Text by 長井 明日香

FEATURED ARTISTS
Vladimir Shafranov : piano
George Mraz : bass
Billy Hart : drums

TRACKLIST

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