SOFT TALK - MICHEL GRAILLIER, RICCARDO DEL FRA
SOFT TALK - MICHEL GRAILLIER, RICCARDO DEL FRA
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SOFT TALK
ミシェル・グレイエ、リカルド・デル・フラ (デュオ)
Release Date : 10/28/2000
Product Number : SKE333014
Recording : 2000
Format : CD
FEATURED ARTISTS
Michel Graillier : piano
Riccardo Del Fra : bass
TRACKLIST
ミシェル・グレイエ、リカルド・デル・フラ (デュオ)
Release Date : 10/28/2000
Product Number : SKE333014
Recording : 2000
Format : CD
チェット・ベーカーに捧ぐ。限りなく親密に語りあう……それは想い出ではなく永遠に息づく彼への追憶。最後の伴奏者二人によるチェットへのトリビュート。全編にわたってしっとりとした内省的な演奏。夜一人で聞き込むのに最適。
1970年にフレッシュなトリオ作『Agartha』を発表し、フランスの新鋭ピアニストとして注目を浴びたミシェル・グレイエも、今では50歳を過ぎてすっかりベテランの仲間に入ってしまった。デビュー当時はチック・コリア的なスタイルだったが、年齢を重ねるにつれてビル・エバンス的な表現に接近している。
今回のアルバム「Soft Talk」は2000年に録音されたもので、ベースとのデュオによるインティメイトな内容であり、彼の枯淡・成熟ぶりが窺える。タイトル通りの柔和な語り口であり、全編にわたってシットリとした内省的な演奏が続く。決して派手なアピールはないが、夜に一人でジックリと聴き込むのに相応しい内容だ。グレイエに絡むベーシストのテクニックも高く、知的なインタープレイがいかにも白人的で、クリアな録音がそれをクッキリと捉えている。
当アルバムは澤野工房の新シリーズ「Jazz Vivant」の第一弾として発売する記念すべきものだが、これを聴いてグレイエを気に入った人は、前述の初リーダー作『Agartha』や、1976年のトリオの快演『Adlib』、同年にフランソワ・ジャノーのカルテットに参加した躍動的な『Techniques Douces』を聴くことを薦めたい。又、グレイエの全く別な面として、プログレシブ・ロック・バンド「マグマ」のキーボード奏者として活躍した演奏を聴くのも、彼に多面性を知る上での参考になるかもしれない。
FEATURED ARTISTS
Michel Graillier : piano
Riccardo Del Fra : bass
TRACKLIST