CINEMA INVISIBLE - STEPHAN OLIVA + STEPHANE OSKERITZIAN
CINEMA INVISIBLE - STEPHAN OLIVA + STEPHANE OSKERITZIAN
CINEMA INVISIBLE
ステファン・オリヴァ (ピアノ・ソロ)
ステファン・オスケリジアン(モンタージュ)
※本作品は通常のジャズと異なった即興演奏の現代音楽作品です。まず試聴をしてからご購入されることを強くお勧めいたします。
Release Date : 04/26/2019
Product Number : ILL313008
Recording : 2014
Format : CD
心の銀幕が映し出す情景。オリヴァ主演、オスケリジアン監督による、音だけの映画作品。
フランスのピアニスト、ステファン・オリヴァと映画のつながりは深い。『VAGUEMENT GODARD』(ゴダール映画集)や『FILM NOIR』、『GHOSTS OF BERNARD HERRMANN』(映画音楽家バーナード・ハーマン集)を“Illusions”からリリースし、過去にはスティーヴ・キューンたちと『Jazz’n (e)Motion』(RCA)という映画音楽集に参加しているし、自ら映画で音楽を担当している。
だが、今回の「映画音楽」は従来とは違う。オリヴァは、何を録音するのか事前に知らされていない。スタジオ入りしてからキーワードをいくつか示され、その言葉によって心に浮かんだ情景を、即興演奏で表現していく録音方法だった。独創的なサウンド・デザイナーとして定評ある共同プロデューサー、ステファン・オスケリジアンは、オリヴァがこのようにして創造した5時間の録音を細かい断片にカットし、組み合わせるという、映像モンタージュさながらの編集方法で、24のシークエンスからなるストーリーを構築した。いわば、オリヴァ主演、オスケリジアン監督による、音だけの映画作品なのだ。
『死刑台のエレベーター』で、マイルス・デイヴィスの名演を生んだフランスの遊び心溢れる一枚。明かりを消して音に浸りながら、心の銀幕が映し出す情景を楽しみたい。
Text by 寺井 珠重
FEATURED ARTISTS
Stephan Oliva : piano
Stéphane Oskéritzian : montage
TRACKLIST