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Atelier Sawano

BOBBY JASPAR QUINTET (LP)

BOBBY JASPAR QUINTET (LP)

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BOBBY JASPAR QUINTET (アナログ盤)
ボビー・ジャスパー・クインテット

Release Date : 05/18/2012
Product Number : FPX123
Recording : 1956
Format : LP 12inch
Note : 本作品はオリジナル盤のジャケット・レーベルを忠実に再現しており、一部表記に異なる部分がございます。
*This product is only available in Japan. We do not ship to overseas.

ボビー・ジャスパーの柔らかで深みのある音色は聴く者を魅了する。澤野工房が手掛けるユーロ・ジャズ三大幻の名盤、残る最後の一枚が今ここに蘇る。

*本作品ライナーより抜粋*

実は、このアルバム、少し看板に偽りあり、というところがある。QUINTETとなっているが、10曲中8曲までがQUARTETだからだ。尤も、それが悪いというわけではなく、QUARTETはほぼJ.J.ジョンソンQUINTETマイナス1という内容で、興味深くもあり、また、悪い演奏になりようがない。QUINTETも素晴らしい顔ぶれだ。ここではやはりピアノのエディ・コスタが光る。ギターがバリー・ガルブレイス。人脈的には、ハル・マクシックのバックみたいだ。知的な風合い漂う演奏は得難い。収録曲数が多く、演奏時間は短めだが、テナー、フルート、クラリネットを操るマルチ・リード奏者としてのボビー・ジャスパーは十分味わうことが出来るだろう。

聴く人それぞれ、彼のどの「顔」に惹かれるかは異なるだろうが、テナーの魅力に惚れ込む人は多いのではないかと思う。リッチー・カミューカや、ビル・パーキンスにも通じる柔らかで深みのある音色は聴く者を魅了する。

さて、誰が呼んだか、ユーロ・ジャズ三大幻の名盤、というものがあるらしい。VERSAILLESのルネ・ユルトルジェ。PRETORIAのジョルジュ・アルヴァニタス。そして、COLUMBIAのボビー・ジャスパー。ご存知の通り、前の二枚はすでに澤野工房が復刻している。今回、残る一枚もやりとげたわけだが、澤野由明は、かつてこの三枚が入手困難であることから、「いつか復刻してやる」と執念を燃やしてきた(「集めてやる」ならとにもかく、「復刻してやる」……?いやはや……)そうだ。そういう意味ではサワノ「満願」の作品だ。どうぞご堪能いただきたい。

Text by 北見 柊

FEATURED ARTISTS
Bobby Jaspar : cl, ts, fl
Tommy Flanagan : piano
Nabil Totah : bass
Elvin Jones : drums
Barry Galbraith : guitar
Eddie Costa : piano

TRACKLIST
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