MY BACK PAGES

Bright70% Passion30%

品番:AS113

MY BACK PAGES
トヌー・ナイソー・トリオ

Tonu Naissoo : piano
Taavo Remmel : bass
Ahto Abner : drums

録音年:2011年 発売日:2011.8.26

あの頃の「あこがれ」は今もそのままに。
愛し続けたジャズに捧げる、心からのオマージュ。青春への想い溢れる、トヌー・ナイソーの傑作登場!

価格 2,571円(税込)

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やりまっせ、トヌー・ナイソー。アルバム・タイトルにもなっている?のことである。ディランのオリジナルだが、ジャズ者は皆、キース・ジャレットの作と思っている(ほんまか?)曲で、キースは嫌いだがこれは別、と言う人間もいるほどのナンバーだ。演奏者と曲のくっつき具合はモンクと“’Round Midnight”をも凌ぐ(!?)。それを、同じトリオ、しかも8ビートでメロディをたっぷり歌わせ、ゴスペル風味で味付けという、本家さながらのスタイルで演奏している。言わば、アントニオ猪木に卍固めをかけるような(…分ります?)恐れ多いことをやらかしているのだ。ところが、これがまたなかなかにカッコイイ仕上がり。やりまっせ、となるわけだ。ここに響いているのは、多分トヌーの「あこがれ」ではないだろうか?バルト三国という「僻地」で心底ジャズを愛し続けてきた彼の、大好きだったろう演奏に対する想い。それがオマージュという形をとってここに実を結んだのだ。

トヌーの作品ではポップ・チューンがいつも楽しみだが、キャロル・キングのTr.2にそのスタイルの「応用と発展」を聴くことができる。ゴキゲンですぞ。のみならず、緊張感漲る中にダークな美の世界が展開する出色のTr.3をはじめ、オリジナルが充実、有名曲に美しいイントロダクションを加えて生まれ変わらせるマジック鮮やかなTr.9ほか、スタンダードも聴きどころ満載。現時点でトヌーのベストであるばかりでなく、数あるASナンバー中、上位入賞疑いなしの快作登場である。聴くべし!

Text by 北見 柊

 

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